こんにちは!GRASPANCの三浦です。

前回の記事では、「ブランディングとは何か」ということと、ブランディングの必要性について理解してきました。今回の記事では、「ブランディングの行い方」について、一緒に理解をしていきたいと思います。

1.まずは商品の特徴、強み、価値を把握しよう!

ブランディングを行っていくうえでまず必要になってくるのは、「商品・サービスの特徴、強み、価値を把握する」ということです。これらを把握していないと、「らしさ」を消費者に伝えることができないので、当然ですよね。

商品・サービスの特徴、強み、価値の把握の仕方については、下記の記事を参考にしてみてください。

第3回 売れる商品の条件①:商品・サービスの「価値」について考えてみよう!

第6回 売れる商品の条件④:商品・サービスの「強み」を作ろう!

「特徴、強み、価値」が把握できたら、それをベースにどのように消費者に思ってもらいたいかを具体化しましょう。この「ブランドのありたい姿(らしさ)」のことを、「ブランドアイデンティティ」とも呼びます。

このブランドアイデンティティは、

①価値性がある(消費者が価値を感じる)
②独自性がある(競合他社が行っていない)
③共感性がある(消費者に「いいね!」と思ってもらえる)
④機能的価値 (良い、悪い) だけでなく、情緒的価値(好き、嫌い、美しい、安心感)を感じる
⑤トップになっている

上記5つの視点を兼ね備えている必要があります。

例えば、GRASPANCは「広島県の中小企業(特に店舗様)のみを対象としていて、さまざまなものをダークターコイズ色(ロゴの色です)で統一していて、自分の会社(店舗)のことを深く理解し、自分だけの施策を練り、実行してくれる」というブランドアイデンティティを持っています。

これを上記5つに当てはめて考えると、「①価値性」と「②独自性」については、「自分の会社(店舗)のことを深く理解し、自分だけの施策を練り、実行してくれる」というところに、私は価値をおいていますし、この価値であれば、私のお客様も「価値がある」と思ってもらえると確信しています。

そして、「広島県で中小企業(特に店舗様)のみを対象としている」という条件を持った、コンサルタントやチラシデザイン会社、ホームページデザイン会社は、私ほどお客様の会社や店舗に伺わないですし(入り浸って経営者やスタッフ、お客様の行動などを分析したりです)、すべてを理解しようとするところも少ないです。この価値は独自性を持っている、と言えるわけです。

「③共感性」については、「深く理解してくれる」「自分だけの」という部分に、「いいね」と言ってもらえています。

「④情緒的価値」については、私のサービスは「見た目」や「おいしさ」などを伴うものではないので、訴えかけにくいですね。ただ、このブログを読んでくださることで、安心感や接しやすさなどを感じ取ってもらえるように、がんばっているつもりです笑

「⑤トップになっているか」については、トップになるために自分が勝負する「フィールド・環境」を限定するとよいと思います。

ちなみに色については、見た目の印象付けのために行っていることです。「GRASPANCといえば、あの色であの担当者」という印象を持ってもらいたくてやっているということです。

つまり、

・エリアを限定する
・お客様を限定する
・市場を限定する
・カテゴリーを限定する

などの「限定」をすることでトップになることができます。

GRASPANCでは「広島県(エリア)」「BtoCの中小企業対象(お客様&カテゴリー)」「コンサルティング、ホームページ制作、チラシ制作(市場)」という形で「限定」をしています。

このように、まずは5つの視点にあわせて、ブランドアイデンティティを考えてみていただければよいかな、と思います。

2.ブランドアイデンティティを作り、消費者に伝えよう!

あなたのブランドアイデンティティは明確になりましたでしょうか?

ブランドアイデンティティが明確にならない、という方は、ブランドアイデンティティを作ることから始める必要があるのかもしれません。

会社・店舗や商品・サービスのブランドアイデンティティを上記の5つの視点に合わせて作ってみましょう!そうすることで、ブランディングをしやすくなります。(ぜひ、GRASPANCにご相談ください!)

ブランドアイデンティティが明確になったら、そのブランドアイデンティティを消費者に伝えるための活動をしましょう。これは、そのブランドアイデンティティがターゲットとしている顧客によって、方法が変わってきます。

方法として考えられる例としては、下記があげられます。

・ホームページで伝えていく
・比較サイトで伝える
・新聞折込チラシや街頭配布で伝える
・DMで伝える
・SNSやブログで伝える
・パッケージで伝える

上記などです。

商品を販売している方は、その商品自体のデザインを変えたり、店舗デザインを変えることもブランディングの活動になりますね。

重要なのは、これら1つだけをするのではなく、必要な施策を一貫性を持って行うということです。

以上で、「第10回 『ブランディング』をやってみよう!」は終わりにしたいと思います。

皆様がブランディングを行っていくうえで少しでもお役に立てていただければ幸いです。